魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

マダニの予防

こんにちは!看護師の天野です
毎日暑い日が続いていますね
ワンちゃん、ネコちゃんは夏バテになったりしていませんか?
熱中症にも気をつけたいですね

前回ノミについて書きましたが、今回はマダニについてです!

マダニはクモ類の寄生虫で、地面に生息しています。
熱や動き、震動などから宿主が近くにいることを察知し、寄生します。
そして、頭部を皮膚に突っ込んでお腹いっぱいになるまで吸血します。
下の絵のように、誕生してから『寄生・吸血』→『脱皮』を繰り返しながら成長します。
人や動物に感染する病原体を持っていることがあり、吸血した時に感染する可能性があります。
マダニのライフサイクル
犬や猫に寄生し満腹になったマダニは、なんともとの体重の100倍になることもあります!!
そんなにたくさんの血を吸っているということですね
マダニパンパン
マダニ達は普段やぶや草むらにいるので、緑の多い場所に近づく時は注意してください
特に、頭や耳、目の縁など皮の薄いところに付きやすいようです
そしてもしお家のワンちゃんやネコちゃんにマダニがついていたとしても、
無理にとってはいけません
化膿したり、病原体をワンちゃん、ネコちゃんにうつしてしまう可能性があるためです。
吸血されている時間が長いほど病原体がうつりやすくなるので、すぐに動物病院で受診しましょう!
マダニがついたまま放っておくと、こんなに怖いことがあるのです
          ↓ ↓ ↓
マダニによる被害
・大量に寄生すると、失血による貧血がおこる。
・刺激性の唾液による皮膚病や、唾液に含まれる毒素(神経毒)による麻痺を引き起こしたり、
 細菌性皮膚感染症を誘発する。
感染する病気↓↓↓
・犬バベシア症…バベシア原虫が赤血球に寄生。症状:貧血、発熱、食欲不振黄疸等
・ヘモバルトネラ…赤血球表面に寄生するリケッチア。症状:貧血、発熱、元気消失等
・ライム病…人にも感染する。
      犬:破行、神経症状、体重減少、発熱、食欲不振等
      人:かまれた部分に発疹、発熱、神経症状、関節炎等


貧血に、病気。。。怖いですね

ノミと同様、マダニも予防した方が安心ですね!
マダニ予防はスポットオンタイプのお薬でできます
スポットオンタイプとは、月に1回背中にたらす液体のお薬のことで、
ノミと同時に予防できます
種類もいくつかあります。
動物病院で処方できますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください



ノミの予防

こんにちは!看護師の天野です

ワンちゃんネコちゃんにとっていや~な存在、ノミ・マダニ
最近は暖かくなって、ちらほら見かけるようになってきました

今回はその、ノミについてまとめてみました!

ノミとは、犬や猫などの動物に寄生・吸血する、
体長約1.8mm~2mmのとってもちいさい昆虫です。
主に寄生している動物の身の回りのいろいろなところにいます。
動物に寄生し、吸血→交尾→産卵→動物から卵が落ちる→
動物の生活しているところで発育→寄生
これを繰り返します。(下の図参照・クリックすると画像が大きくなります)
ノミのライフサイクル↓
ノミのライフサイクル+
なんとノミは、1日50個もの卵を産むことがあります
生まれた卵はいろんなところで動物の体からおち、そこで成長し、動物が近づくと寄生します。
ノミピラミッド
上の絵を見て頂くとわかりやすいと思いますが、
もし、1匹のノミの成虫が寄生しているのを見かけたとすれば、その動物の周りには
100匹以上のノミの子どもが潜んでいるわけなのです
考えただけで、なんだかかゆくなってきますね

もしお家のワンちゃん、ネコちゃんにノミが寄生していれば、
下記のような徴候が見られます。
↓ ↓ ↓
寄生の徴候
・皮膚をかきむしる
・体表にノミがいるのをみつける
・被毛の中に白黒の粒をみつける
 (白はノミの卵で、黒はノミの糞)

黒い粒がノミの糞なのか確認するには、水で湿らせたティッシュの上にのせてみます。
赤く溶けてくればノミの糞です!

では、ノミが付いていると、何が良くないのでしょうか?
かゆい、きもちわるい、、、いえいえ、それだけではありません!
いろいろな被害があります。

ノミによる被害
・ノミアレルギー性皮膚炎
 →ノミに刺されたときに入るノミの唾液成分により、アレルギー反応を示します。
  多くの場合は背中に、湿疹や脱毛を伴う皮膚炎を発症し激しいかゆみにおそわれます。
  一度この状態になると、その後は1匹のノミが吸血しただけでもかゆみを起こすことがあります。
・瓜実条虫
 →犬・猫の小腸に寄生する虫で、下痢や嘔吐を引き起こす原因となります。
  ノミによって媒介されます。
・猫ひっかき病
 →この病気の菌に感染している猫から他の猫へ、ノミを介して感染します。
  猫には無症状ですが、感染した猫にかまれたり引っ掻かれたりした人が、
  リンパ節の腫れや、発熱、頭痛を引き起こします。
・子犬、小型犬でノミが大量に寄生することによって起こる貧血。
・細菌による皮膚感染の誘発。

こんなにたくさんのこわい被害があるんですねぇ
ノミを予防した方がいいというのは、こういうわけなのです。

では、予防はどのようにすればいいでしょうか?
予防薬には、
・1~3ヵ月に1回皮膚に滴下するスポットオン
・6ヶ月に1回の注射
・毎月1回投薬する錠剤

など、いろいろなタイプがあります
詳しい事はお気軽にスタッフまでお尋ねください

ちなみにぼくはスポットオンタイプだよ!!
スポットトーマス