魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

津波が来たら。。。

こんにちは♪看護師の原田です

前回の記事、動物の福祉に続き、
9月のJBVPで学んだ事を少し紹介したいと思います

獣医学の専門な講義などもたくさん受けてきましたが
市民向けの講義などもあり、聞いてきました。

その中でも、みなさんに伝えたい
内容の講義があります。


福島県、宮城県の獣医師の先生

各3人、計6人の先生のお話を聞かせていただきました。


津波が来てからのこと



津波が起きる前に準備しておくもの・やっておいた方がいい事

★動物用非常持出袋の準備
地震発生から津波が来るまでの時間で準備するのは不可能!!
事前に準備しておきましょう!

・食事 ・水 ・ペットシーツ ・猫砂 
・おむつ ・薬等(いつも服用している薬:心臓病など)


★しつけ
避難所等での動物と人との共生に必要不可欠です。
他の人や動物に攻撃的だったり、よく吠える
またクレートトレーニング(ケージの中で静かに出来る)や
トイレトレーニングが出来ていなく、問題になるケースも多いようです。


★ワクチン
狂犬病予防注射や、混合ワクチン等
狂犬病予防接種は法律で決められていますが
混合ワクチンは強制ではありません。
しかし、今、被災地では猫の猫汎白血球減少症が多く発症しているようです。
また、ねずみの大量発生による犬のレプトスピラ症も懸念されます。
これらの感染症は混合ワクチンで予防できます。
(ワクチンの種類によっては予防できないこともあります)

災害が起きた時、ペットを守るために混合ワクチン接種をおススメいたします。



★同行避難の確認
自分の家の地区の自治体、避難所はペットOKか。
ダメだった場合、家から近いペットOKな避難所はどこか。
事前に確認しておくことが大事です。


★避妊・去勢手術の実施
シェルターでの預かり、保護の際
発情がきたりするとシェルターが大変なことに!
また避難所でもひとつの場所にたくさんの動物がいるため
避妊・去勢手術をしていない犬猫は反応してしまい、
避難所での生活が難しくなります。


★マイクロチップの装着
地震や津波など、災害時にはぐれてしまったペットを
見つけるのは容易ではありません。
マイクロチップは皮膚の中に入れるものなので
首輪や迷子札などと違い、とれてしまう事もなく
飼い主さんのもとへすぐに帰ることが出来ます。



特に静岡は東海地震がいつ来てもおかしくないので
もしもの時に素早く行動できるよう、事前に準備しておきましょう!



津波が来たら。。。


・とにかく逃げる!!
上記でも書きましたが、津波警報が発令されてから
荷物等を準備していては間に合いません!
とにかく海の近くから逃げることに意識をおきましょう。

・同行避難
避難所などにペットと一緒に避難することを同行避難と言います。
宮城県の獣医師の先生いわく、同行避難するにあたって一番大切なことは
『他の何を失っても、一緒に逃げる!』という強い気持ち、だそうです。
後で迎えに来るから・・・と言ってお家に残してくると
もう二度と会えないかもしれません・・・。


自治体や避難所によってはペットとの同行避難を受け入れてくれる所もあります!
上記でも書きましたが、自分の家の地区の自治体などに確認しておきましょう。

宮城県では、ペットと同行避難できる所も多いですが
動物不可な避難所、しつけの問題等でペットと一緒に車やキャンプで生活していたり、
半壊している家に一緒に(またはペットだけ)住んでいるという方も多いようです。

同行避難のメリット
動物がいるとみんな笑顔になり、震災で傷ついた心を癒してくれる。
仮設住宅等でも、ペットを中心に新たなコミュニティが出来る。
(会話がはずむ、人が集まる等)

同行避難のデメリット
しつけが出来ていないと大変。
避難所にはアレルギー持ちの方もいらっしゃることがあるので、
部屋がたくさんある(学校のような)所でないと難しい。



また、動物病院やシェルターでの一時預かりもやっているそうです。

飼い主さんが見つからなかったり、放棄されたペットは譲渡会などで
新しい飼い主さんに引き取られていきます。

また、動物関係の人だけでなく、一般市民が一時預かりをしてくれる
ホストファミリー制度というものも行われているとのことで
たくさんの方が協力して被災したペットたちを助けてくれています。



また、この先生方の動物病院やお宅も津波の被害にあわれたり
福島原発の警戒区域内に動物病院があったりと
今も大変な生活の中、この講義をしてくださいました。

静岡、特に焼津は震源地がとても近いので
もし地震が来た時のためにどんな準備・心構えをしておけばいいのか・・・。
この講義を聞き、とても勉強になりました。


いざという時、自分のペットを守れるのは自分だけです。
そのために、今何をしたらいいか。もう一度考えてみてください。





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