魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

血液検査でどんなことがわかるの?(その2)

今回は血液生化学検査で何がわかるのか、またまたザックリとご説明します。
まず血液(全血)を遠心分離器にかけ血清を分離し、生化学自動装置(SPOTCHEM EZ)で検査をします。

spotchem
電解質の検査は電解質測定装置(SPOTCHEM-SE)で検査します。
こちらの検査はちょっとしたピペット操作が必要になります。

電解質検査器2



15~20分ぐらいですべての検査ができます。
コロちゃんの検査結果はどうでしょうか?

コロ 生化学検査待ち



ほとんど正常です。よかったねー。コロちゃん。
当院ではスクリーニング検査として17項目の検査を実施しております。必要に応じてトリグリセライド、フルクトサミン、アミラーゼなどの追加検査もします。これらの検査で腎臓や肝臓などの機能異常や、血漿蛋白、脂質、血糖の代謝異常、または内分泌疾患、腫瘍性疾患などの診断の一助になることもあります。

生化学検査 コロ



他にも血液検査でわかることはいろいろあります。
フィラリアの抗体価検査、猫エイズウイルス・猫白血病ウイルス検査は専用の検査キットで院内で検査できます。他の感染症検査や内分泌疾患、膵臓疾患、心疾患の検査、アレルギー検査、一部の薬物分析検査などは外注して調べることができます。

検査キット




動物の血液検査は最近ではかなりのことができるようになりました。最も重要なことはそれらの検査の結果をどう解釈してどう診断、治療に活かしていくかということですが、その辺りは獣医師にお任せください。