魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

角膜の病気

こんにちは♪看護師の原田です
だんだんと春めいてきましたね  
お散歩でもたくさんの花が咲いているのを見ると嬉しくなります


さて、今日は角膜の病気について少しお話したいと思います



角膜とは。。。

眼球のもっとも表層の部分で知覚が過敏で眼球保護の役割を担っています。

眼球構造


この角膜が炎症を起こした状態を角膜炎といい、
角膜炎が進行し、その部位の組織が壊死して潰瘍化した状態を角膜潰瘍と言います


角膜潰瘍1
この写真は角膜潰瘍。角膜が一部陥没しています。




症状


流涙 羞明(まぶしがる) 眼瞼痙攣 角膜混濁(白くにごる) 角膜の血管新生

上記にも書いてありますが、角膜は知覚が過敏なので、傷がつくと非常に痛いそうです。
目を床にこすりつけたり、手でこすって気にしている等の症状も出る場合があります。





原因

シャンプー等の薬品が目に入る 睫毛で傷つく 草などで傷つく 同居犬などとのケンカ

細菌やウイルスによる感染 代謝障害 アレルギー反応  等

ネコちゃんは鼻気管炎などのウィルス性角膜炎が多く、
短頭種のわんちゃんは、眼球が飛び出ており角膜を傷つけやすいので注意が必要です。





治療


感染と融解の制御
 炎症がこれ以上ひどくならないよう、抗生物質や角膜潰瘍治療点眼薬を使います。

栄養の補給
 自己血清点眼液(本犬の血液から作る点眼液)で栄養を補給します。

物理的刺激の除去
 エリザベスカラーの装着 コンタクトレンズの装着

治療には、この3点が重要です。
原則的には点眼液数種類とエリザベスカラーでの内科的治療での完治が理想ですが、
それでも治らない場合、角膜縫合・結膜弁移植術・放射状角膜切開術 等の手術が必要になります。



角膜潰瘍2

角膜潰瘍になってしまった上の写真のパグちゃん。
実は私の愛犬なのですが、内科的治療約3週間でここまで良くなりました


何の病気にも共通して言えることですが、
早期発見早期治療が重要です!
何かおかしい・・と思ったら動物病院にて早めの検査をおススメ致します