魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

外耳炎について

桜が咲き始めてすっかり春めいてきましたね


しかし暖かくなってくると発症しやすい病気もあります
今回はその中で耳の病気、外耳炎のことをお話します。


■外耳炎って・・・?■

まずは耳の中がどうなっているのか見てみましょう。

●正常な犬の耳●
正常な犬の耳

耳の入り口から鼓膜までを外耳と呼び、縦の部分(外耳孔のあたり)が垂直耳道、そこから
横に伸びている部分が水平耳道となります。その間がただれたり赤く腫れている状態外耳炎 と言います。

●外耳炎・内耳炎を発症している犬の耳●
外耳炎・中耳炎


外耳に炎症が起こると、耳垢を外に排出する機能が異常となり、耳垢が溜まります。
耳垢が溜まると細菌やカビが繁殖しやすくなり外耳炎の症状が見られます。
外耳炎になるとベトベトして臭いのある耳垢が耳の外からでも見られるようになります。
非常に痒いので、しきりに耳を気にしたり後ろ足で引っ掻いたり頭を振ったりする事があります。

ちなみに、中耳が炎症を起こしている状態が中耳炎です。


■外耳炎の治療■

外耳炎の治療は、耳の中をきれいに洗浄した上で、細菌が見つかった場合には
抗生物質の点耳液や内服薬などで治療します。
また、耳を掻いたりしないように炎症を抑える治療をします。

外耳炎は慢性化したり再発しやすい病気なので、根気よく治療を続けることが大切です。


■外耳炎になりやすい犬種■

○ミニチュア・ダックスフント
○ゴールデン・レトリーバー
○ラブラドール・レトリーバー
○ビーグル
○キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
○コッカースパニエル


どの犬種にも起こりますが上記の犬種は特にかかりやすいです。
この中でもコッカースパニエルは重症になりやすいので注意が必要です。



■外耳炎がひどくなると■

外耳炎が酷くなると、中耳~内耳へと病気が広がっていくことがあります。
中耳炎にかかると外耳炎が治りにくくなります。
さらに、内耳があるところまで冒されてしまうと平衡感覚が崩れてしまうため
同じところをグルグルと回りだしたり、首が斜めに向いたままになったりする場合があります。


■外耳炎の予防は?■

日頃から耳のチェックを行い、耳垢が溜まっていないか確認しましょう。耳掃除をする時は、皮膚を傷つけたり耳垢を奥に押し込んでしまわないように気をつけましょう。

耳のケアには洗浄液を使うこともできます。
当院でも取り扱っておりますのでぜひご相談ください


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