魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

肛門嚢炎

こんにちは!看護師の天野です
梅雨に入ったみたいですね
蒸し暑くなってきて、わが家の犬達が涼しい寝場所を求めて
家の中をウロウロしだしました


今回は、こちらでも少しご紹介した肛門嚢炎について詳しくお伝えしようと思います。

肛門嚢炎

症状
肛門嚢の炎症がおこり、分泌物が停留するため肛門部の不快感があります。
肛門部をなめまわしたり肛門部を地面にこすりつけたり、
自分の尾をぐるぐると追いかけまわしたりします。
慢性的な不快感のため、性格が変わる事もあります
肛門嚢炎がさらに進行し導管の閉塞が持続すると肛門嚢内が
膿汁で充満するようになります。(それを膿瘍といいます。)
膿瘍が起こると熱がでたり、食欲が低下したりすることもあります
膿瘍をそのままにしておくと、周囲の皮膚を突き破って膿汁が排出され、出血します。

肛門嚢周囲
※クリックすると画像が大きくなります。

原因
肛門嚢の導管が何らかの原因で閉塞したり、肛門嚢の分泌物が肛門嚢の中に
充満したところに細菌感染が生じて発症します。
慢性的な軟便または下痢をしている犬や、小型犬または肥満犬において
肛門の周辺の筋肉の緊張力が低下することによっておこりやすくなります。
犬の肛門周囲の疾患のなかでもっとも発生頻度の高い疾患です。
特にトイ・プードル、チワワ等の犬種は注意が必要です。

治療
まずは注射や内服で抗菌薬の投与を行います。
さらに患部の周囲を消毒し、清潔に保ちます。
それでも治らない場合や、再発を繰り返す場合は、
手術で肛門嚢を摘出します。

予防
肛門嚢をこまめに絞る事が一番の予防策です。
また、肛門の周りが汚れていないか時々チェックし、肛門の周囲を清潔に保ってあげましょう♪

肛門嚢の絞り方はこちら→お家でできるケア~肛門のう編~


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