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前立腺肥大

こんにちは!看護師の天野です
そろそろ8月も終盤ですね
個人的には夏が好きなので少し寂しいです

さて、今回は前立腺肥大についてお伝えします!
前立腺肥大・・・人でもよく耳にするかと思います。
実は、高齢のわんちゃんでも、とっても多いのです。
前立腺が肥大すると、どうなるのでしょうか?

前立腺肥大

前立腺とは
副生殖腺の1つで、精管・尿道が通っています。

雄犬生殖器略図
※クリックすると画像が大きくなります

症状
前立腺肥大とは、異常に肥大した前立腺のことをいいます。
前立腺が肥大すると、直腸が圧迫されて排便痛やリボン状の便などが認められる
ようになります。
また、雄の尿道は前立腺を貫通しているため肥大した前立腺に尿道が圧迫され、
排便障害や尿道閉塞を引き起こします。
前立腺自体に痛みが伴うこともあるようです。

原因
前立腺肥大は、8~10歳齢のイヌに多く認められます。
通常は加齢による過形成が多いようです。
前立腺の肥大には、精巣で産生・分泌される雄性のホルモンのテストステロンが
大きく関与しているといわれています。

治療
原因の項にも記述した通り、ホルモンが関与しているため、ほとんどの例で
去勢手術を行うと前立腺は退縮します。

予防
去勢手術をすることにより、前立腺が肥大する可能性が低くなります。
高齢になって症状が出てから全身麻酔をかけて手術をするよりも
若くて健康なうちに去勢手術を受けておく方が麻酔のリスクも減ります。
交配の予定がないようであれば、去勢手術をおすすめします。


いかなる病気も早期発見が重要です!
おかしいな?と思ったら、早めに受診しましょう

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