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猫白血病ウイルスについて

猫白血病ウイルス(FeLV)感染症

猫白血病ウイルス(FeLV)感染症は、一般的に若い猫に発症する事が多く、猫の主な死亡原因の1つである恐ろしい伝染病です。
ただし感染した猫が全て発症するわけではありません。


感染経路
猫白血病ウイルスは血液、唾液、涙そして糞尿などに含まれ、感染経路が多く、うつりやすい伝染病です。
猫同士が同じ食器を使って食事をしたり、お互いを舐め合うグルーミングやじゃれあいなど、FeLV陽性猫との長時間に及ぶ密接な接触によってうつります。
感染の危険度は、猫の年齢や生活様式によって異なりますが、感染猫との同居、あるいは外でのケンカで感染します。FeLVは人間にはうつらず、猫族にしか感染しません。

 感染した猫との接触
 ・トイレの共用 ・グルーミング
 ・食器の共用  ・感染した母猫


潜伏期
潜伏期間は健康状態・年齢・遺伝により異なるので、まれに8週間という長期にわたって潜伏する場合もあります。FeLVに感染していても、すぐには発症しないこともあります。生後1年未満の子猫は発症の確率がさらにあがります。


症状
FeLVに感染すると、初めは一見健康そうに見えますが、次第に元気がなくなっていきます。
免疫力が低下するので、あらゆる感染症に抵抗できない状態になり、口内炎、胃腸炎、鼻炎などがなかなか治らず、またリンパ腫や白血病など致命的な病気を伴い最後は死亡してしまいます。

 FeLV関連疾患
 ・細菌感染 ・口内炎 ・上部気道の病気
 ・リンパ腫 ・白血病 ・貧血
 などの深刻な臨床症状を示すか、死亡する場合があります。


治療法
現時点では、FeLV感染症の特別な治療法はなく、これらに感染したことがわかった場合には、発症を遅らせるための管理や、症状に応じた治療をしていくことになります。


予防法
FeLVを予防するためのワクチンがあるので、感染リスクのある猫はなるべく早く獣医師に相談しましょう。
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