魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

去勢手術・避妊手術について

繁殖の予定がないイヌやネコであれば、早期に避妊・去勢手術を受けることをお勧めします。

メリット
○ホルモン生成に伴う病気の危険性が低くなります。
○問題行動を抑制することができます。(マーキング、大声で鳴く、等)
  ただし、もともと持って生まれた性格は変えられません。
○避妊・去勢手術によって、不幸な野良イヌ、野良ネコを増やさずに済みます。
 オス メス
 こんな病気が予防できます
 セルトリ細胞腫(陰睾) 子宮蓄膿症(犬のみ)
 精巣上体腫瘍 卵巣腫瘍・子宮がん
 肛門周囲腺腫 膣脱
 伝染性生殖器腫瘍 伝染性生殖器腫瘍
 こんな病気になる可能性が低くなります
 前立腺肥大 乳腺腫瘍
 会陰ヘルニア 

メスの乳腺腫瘍は、最初の発情が来る前に手術すればほぼ100%予防できます。
ちなみに犬は2歳半、猫は1歳以降に手術をしても、乳腺腫瘍の予防効果はありません。


デメリット
○ホルモンのバランスが崩れるため、肥満になりやすくなります。


追記で当院の避妊・去勢手術の簡単な流れを説明します。


●前日まで●
当院に連絡して頂いて、手術の予約をしてください。
準備があるので、前日までにご連絡ください。
野良ネコを捕まえた場合なども、あらかじめお電話をしてから連れてきていただけると助かります。

●当日●
朝ごはんを抜いて10時までにお連れください。
導入麻酔の影響で、胃の中に食べ物があると戻す可能性があり、それが気管に入ってしまうのを防ぐためです。
当院では鎮痛剤を使用し、なるべく動物の痛みを和らげるように配慮しています。
術中もモニターで管理し、常に状態をチェックしています。
手術は午前中に行い、特に問題が無ければ夕方16時以降にお返しします。

●退院後●
麻酔の影響で食欲が無かったり、嘔吐したりしてしまう事があるので、食べたがったら
少しずつ食べさせるようにしてください。
次の日から抜糸までの間、傷の状態を見せて頂くのでしばらく通院になります。
状態が良ければ内服薬で様子見となります。
雄ネコの場合は傷も浅く抜糸の必要も無いので、そのまま様子を見て頂きます。

●10日後●
何事もなければ抜糸をして、治療は終了となります。

あとは肥満にならないように食事管理をすることが大切です。
元の体重を維持するには、食事のカロリー量を手術前の30%程度に抑えなければならないと言われています。
フードの量をしっかり守って、太らせないようにしましょう!