魚の町、静岡県焼津市にある動物病院のブログです。☎ 054-628-6468

拾い食い、食糞

こんにちは!看護師の天野です
おとついは3ヵ月に1度の、しつけ教室を行いました
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました
詳しい内容は、大量に撮った写真を厳選しつつ、後日ブログにアップさせていただきます

今回は、しつけ教室でも質問の多かった拾い食い・食糞について書いてみます

みなさんは、お家のワンちゃんがおもちゃの破片などを食べてしまって、ヒヤッとした経験はありませんか?
小さいもので、便と一緒に排泄されれば問題ないのですが、中には排泄されずに胃の中で留まっていたり、
腸に詰まってしまうケースも少なくありません。
その場合には緊急手術を必要とすることもあります。
拾い食いは実はとっても危険なのです

拾い食い

では、拾い食いをさせないためには、どうすれば良いでしょう?
まず第一に実行して頂きたいのが、ワンちゃんが口にしてはいけないもの、危険なもの
(飲み込める大きさの小さいもの、チョコレート、ネギ類、薬等)は、
ワンちゃんの手の届くところには置かない、ということです
基本的な事なのですが、それが1番大事です

しかしお家の外では落ちているものをすべて片付けるわけにはいきませんよね
そこで“タベナイ”トレーニングを行い、拾い食いをあきらめることをワンちゃんに
覚えてもらいましょう!!
教え方は以下の通りです
↓ ↓ ↓

“タベナイ”トレーニング

1.まずおやつをワンちゃんにみせます。

おやつ


2.ワンちゃんはおやつを欲しがります。
  この時は絶対にあげないようにします。

おやつほしいけどあげない


3.“タベナイ”と拾い食いをやめさせるときの掛け声を言います。

タベナイ


4.ワンちゃんがおやつをあきらめたところで、
  別の手からもっとおいしいおやつをあげます。
  そうすることで、『あきらめたらもっとおいしいものがもらえるんだ
  と学習します。

もっといいおやつ



何度も練習して、実際に拾い食いをしそうになったときに“タベナイ”と言い、
拾い食いを未然に防ぎましょう!


  もし危険なものを口にくわえてしまったら無理やり取る事はなるべく避けた方が良いです。
  ワンちゃんは自分のくわえているものを人に取られたくないために
  抵抗した時の勢いで飲み込んでしまうことも考えられますし、噛まれる事もあります。
  おやつやおもちゃと交換するようにしましょう

ポト


“タベナイ”トレーニングは、食糞にも応用できます
糞を食べそうになった時に“タベナイ”と言ってやめさせます。
しかし、四六時中ワンちゃんを監視しているわけにはいきません
食糞の原因を追究して、対処しましょう!
考えられる主な原因と対処方を載せてみます。
↓ ↓ ↓

食糞

原因1.フードの質
対処法・・・その子の体に合わないものや、安いものだと食べてしまうことが多いので、
      フードを質の良いものに変える。

原因2.ふんが片付けられていない対処法・・・ふんをしたら素早く片付ける。

原因3.お腹に虫がいる
対処法・・・検便すればお腹に虫がいるかどうかわかります。
      もし検便で虫がみつかったら、駆虫をします。

原因4.人の気を引くため
対処法・・・ワンちゃんがフンを食べたときに、人が叱ったり騒いだりすると、
      フンを食べると人が反応してくれると思い、食べてしまいます。
      もし食べているところを見てしまっても騒がないようにします。

原因5.不安行動
対処法・・・何らかの不安により、フンを食べてしまうこともあります。
      不安の原因を取り除いてあげましょう。
      不安の原因がわからなければ、獣医師に相談してみてください。

原因6.多食症を起こす病気、栄養が足りなくなる病気にかかっている時
対処法・・・まずは検査をしてみて、病気が見つかれば治療をします。


ほかにも、パイナップルやイチジク、カボチャなど消化酵素を多く含んだものを食事に混ぜると良いとか、
ヒルズの療法食W/Dを少しまぜると良いとか、ロイヤルカナンの療法食低分子プロテインを食べさせると
良いとか、色んな説があります


食糞

拾い食い・食糞は、ワンちゃんではよくみられることです。
お家の子に合った方法で、うまく対処していきましょう
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